
地方会長 平 典子
今年度の特別講演会では、平成23年10月8日(土)、「高度実践看護師への期待-特定看護師をめぐる動向」と題し講演会を開催しました。講師として、北海道医療大学看護福祉学部教授 野川道子さんをお迎えし、昨今にわかに現実味を帯びてきている特定看護師養成への動き、専門看護師(CNS)や診療看護師(NP)との関連について、最新の情報を交えご講演いただきました。現在、日本では、専門看護師をはじめ、診療看護師や特定看護師など種々の高度実践看護師の養成が議論されています。講演内容として印象的だったことは、高度実践看護は、あらゆる健康状態の人々を視野に、総合的かつ全人的なアプローチにより保健医療サービスを提供する、その1点にあるということでした。現時点では名称こそ複数存在しますが、改めて、care とcureの視点をもちながら、看護としての軸がぶれることなく、より自律した専門性を発揮できるよう教育課程や制度が整備されることが重要だと実感した次第です。
講演会の参加人数は43人でしたが、看護職、CNSコースの大学院生と修了生、看護管理者、CNSコース教育に携わっている方など幅広くご参加いただきました。参加者一同、高度実践看護への期待とともに、新たな潮流に流されることなく自分たちの立ち位置を確認できた講演会となりました。