学会からのお知らせ

日本看護研究学会主催から会員の皆様に向けて情報を発信しております。

第106号 (平成29年9月29日発行)

第44回学術集会開催のご挨拶

(社)日本看護研究学会 第44回学術集会
会長 前田 ひとみ
(熊本大学大学院生命科学研究部 看護学講座)

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 伝統ある一般社団法人 日本看護研究学会の第44回学術集会の会長を拝命し,大変光栄に存じますと同時に,その重責に身が引き締まる思いです。会員の皆様には心より感謝申し上げます。
 第44回学術集会は,2018年8月18日(土)~19日(日)の2日にわたり,熊本県立劇場において開催させていただきます。会員の皆様をはじめ,多くの方々のご参加を賜りたく,ここに謹んでご案内申し上げます。
 めまぐるしく変化する医療や看護を取り巻く環境の中で,健康な生活と質の高い医療の確保に向け,看護職の専門性の強化と役割拡大が求められており,今まさに,看護の力が問われる社会状況にあります。そこで,これまでの看護学研究の成果によって積み重ねられた知識を,地域や社会に向けて発信することによって,より大きな波に発展してほしいという想いを込めて,第44回学術集会のテーマは『看護学が創る変化の波~地域に新しい風を吹き込む~』としました。さらなる看護学の発展を推進していくためには,次世代の看護学研究者を育成していくことは欠かせません。その意味では,本学会は,設立当初より若手研究者の育成に力を入れてきました。本学術集会でも,社会に貢献できる次世代の育成について,皆様と共に見出していきたいと考えています。
 看護学は人を対象とし,人と人との関係性を基盤とした実践の科学です。目の前の現象について,私たちが何を見るのか,何が見えたかによって,得られるデータは異なることから,同じ現象でも見る人によってその意味は異なって理解されます。そのため,より良い看護実践を求めるならば,経験知を客観的な知である形式知として見える形にして蓄積していくことが求められます。しかし,人を対象とする医療の場は,様々な要因が複雑に絡み合っており,経験知を意識化して,形式知として言語化していくことは容易なことではありません。また,知識とは,ただそのことを知っているというだけではなく,多角的に物事を見ることによって得られる,広く深い理解や技術などが含まれます。さらに,形式知のみでは,実践につながらないことも多く,経験知と形式知がうまく変換されることによって新たな知が創造されていきます。そこで,知の構築には,学問の壁を越えた知識の統合も重要となります。本学会の特徴として,看護学を狭い範囲でとらえるのではなく,他学問領域の研究者や実践家との対話を通した知恵の融合によって,看護学の発展に寄与してきたことが挙げられます。そこで,本学術集会の特別講演では,世界で初めてHuman Immunodeficiency Virus(HIV)治療薬を開発された満屋裕明先生(国立国際医療センター臨床研究センター長,熊本大学名誉教授)に,「HIV感染症とAIDSの治療薬の研究と開発:What IsSuccess?」というテーマで,科学者としての視点と若手研究者育成についてご講演いただきます。また,教育講演では,陣田泰子先生(淑徳大学 教授)に「看護現場学-看護の知,発見から創造へ」,河村洋子先生(静岡文化芸術大学 准教授)に「個人と地域を変えるヘルスコミュニケーション」と,広く知の探究方法についてお話しいただく予定です。
 シンポジウムでは,看護学研究の波を産み出す「次世代の看護研究者育成」と社会に変化をもたらす「地域に拡がる看護の力」について,皆様と共に考えたいと思っています。さらには,新たな知の創造に向けた企画として,「よりよい文献講読に必須の文献検索スキル」,「概念分析の手法」,「尺度開発の留意点と落とし穴」,「英語論文の書き方-全体構成,文献のまとめ方,分かりやすいグラフの作成方法」をテーマとした,研究方法セミナーを計画しています。
 本会の入会のご案内にありますように,大学,短期大学,専修学校在学中の学生は本会には入会できませんが,発表年度に卒業されている場合は,その旨を入会申込書欄外に明記していただければ,発表年度からの入会で,演題を登録することができます。会員の皆様の研究の成果とともに,素晴らしい卒業研究がありましたら,ご発表いただき,討論を通して,次につながる研鑽の場にしていただきたいと思っております。参加者の皆様にとって,有意義な2日間になるよう万全の準備を重ねていく所存です。
 熊本は,平成28年4月に発生しました熊本地震から,復興に向けて,一歩,一歩,着実に歩みを進めております。元気な熊本を是非,ご覧ください。多くの皆さまの御参加を,心よりお待ちいたしております。

謹 白

一般社団法人日本看護研究学会 平成29年度第1回 臨時理事会議事録

本理事会は一般社団法人日本看護研究学会定款第23条第2項に基づき理事総数22名および監事2名全員の同意により開催された。
下記の議案に関して,理事全員が同意書もしくは電磁的記録により同意の意思表示をするとともに,各々の監事からは異議が述べられなかったため,定款第23条第2項に基づき,各議案を可決する旨の理事会の決議があったとみなされた。これを証するため,本議事録を作成する。

日 時 平成29年7月20日(木) ※本理事会の決議があったとみなされる日
場 所 書面による
出席者 【理事】川口孝泰理事長,本田彰子副理事長,宮腰由紀子副理事長,岩本幹子理事,石井範子理事,荒木田美香子理事,青山ヒフミ理事,法橋尚宏理事,中西純子理事,前田ひとみ理事,村嶋幸代理事,良村貞子理事,吉沢豊予子理事,神田清子理事,吉田澄恵理事,安藤詳子理事,山口桂子理事,任 和子理事,山勢博彰理事,宇佐美しおり理事,佐藤政枝理事,塩飽 仁理事
【監事】松田たみ子監事,渡邉順子監事
議 案 第1号  第46回(平成32年)学術集会会長推薦について
    城丸瑞恵氏を第46回(平成32年)学術集会会長に推薦することに同意する。
議事録作成に係る職務を行った理事氏名 佐藤政枝

一般社団法人日本看護研究学会 平成29年度第2回 理事会議事録

日 時 平成29年5月21日(日)11:05~12:15 理事会
会 場 東京医科歯科大学 3号館18階 保健衛生学科講義室1
出 席 川口孝泰,本田彰子,宮腰由紀子,岩本幹子,石井範子,青山ヒフミ,法橋尚宏,中西純子,前田ひとみ,山口桂子,塩飽 仁,佐藤政枝,良村貞子,神田清子,吉田澄恵,安藤詳子(以上,常任理事・理事16名),渡邉順子(監事1名)
欠 席 荒木田美香子,宇佐美しおり,任 和子,村嶋幸代,山勢博彰,吉沢豊予子,松田たみ子
陪 席 竹下清日,海老根潤(ガリレオ社)
議事進行 理事長 川口孝泰
書 記 佐藤政枝

(敬称略)

【配布資料】

1.会員動向報告
2.平成29年度予算案
3.入会申込理事会承認一覧
番号なし 平成29年度第1回理事会議事録(案)
     平成29年度定時社員総会資料

理事長挨拶

川口理事長より,挨拶があり,議事が開始となった。

1.議事録の確認

1)平成29年度第1回理事会

前回議事録の内容が確認された。

2.報告事項

1)会員数の動向(資料1)

総務担当・本田副理事長より,資料に基づき,会員数の動向および会費納入状況について報告があった。2017年5月20日現在の会員総数は6,280名(内訳:名誉会員15名,評議員165名,一般会員6,100名)であり,2017年度の新入会員数は170名,入会待機は97名,退会者は24名,会費納入率は58.2%であることが報告された。

2)委員会報告
(1) 編集委員会(総会資料p.4~5)

委員長・法橋理事より,資料に基づき,現在38巻および39巻の合計899本の論文がオンラインジャーナルとしてJ-STAGEに公開されていること,現在40%程度のアクセプト率で推移しており,現時点で34本の論文がアクセプトされて公開待ちの状態であることが報告された。また,40巻1号からオンラインファーストとして,順次DOIを付して発行予定であること,さらに,学会誌(冊子体)のPDF化による公開についても並行して作業を進めていることが説明された。

(2) 奨学会委員会(総会資料p.66,79)

委員長・石井理事より,資料に基づき,平成29年度の授与候補者の発表と,奨学会規程の一部変更(第4条の5項)について,総会にて報告されることが確認された。

(3) 学会賞・奨励賞委員会(総会資料p.56)

委員長・荒木田理事に代行して事務局より,学会賞の候補者1名および論文の共著者4名から同意を得ており,本日の社員総会の審議事項となることが報告された。なお,資料の年度記載(2箇所)に誤植があり訂正されることが確認された。

(4) 将来構想検討委員会(総会資料p.57)

委員長・川口理事長より,資料に基づき,平成29年度事業として会員サービス向上のための情報ネットワークの確立(学会Webページの充実,メールによる情報配信システムの整備)について予算化を提案することが説明された。また,本学会の特徴を活かし,地方会のさらなる活性化に向けた方略として,地方会の地区割りや委員会組織の見直し等,次代への発展に繋がる改革を積極的に推進することが報告された。

(5) 研究倫理委員会(総会資料p.29)

委員長・青山理事より,資料に基づき,第42回学術集会にて,山崎茂明氏による啓発セミナー「研究発表における倫理面の実践的課題」を開催し200名余の参加があったこと,研究倫理審査のための規程の整備を進めていることが,総会にて報告されることが説明された。

(6) 国際活動推進委員会(総会資料p.29,57)

委員長・前田理事より,資料に基づき,第42回学術集会での特別交流集会の開催,Webページの英文化について報告することが確認された。なお,特別交流集会の講師(今野理恵氏)のご昇任に伴い,職位の訂正が必要なことが確認された。

(7) 大規模災害支援事業委員会

委員長・中西理事より,熊本県の災害支援事業に申請のあった25件(総額361.8千円)に送金が完了していることが報告された。

(8) 渉外・広報(ホームページ)

担当・塩飽理事より,学会Webページの更新内容(各種バナー設置,テキスト掲載,第44回・45回学術集会の開催案内等)が報告された。重要な案内として,トップページには,学会の論文の閲覧・検索機能がすべてJ-STAGEに一本化されること,さらに,文献検索ページには,検索システムが使用できなくなる旨の案内をそれぞれ掲載しており,急な変更による混乱を避けるための移行措置として,一定期間はアクセス状況をみながら対応していく予定であるとの説明があった。また,Webページのサーバ移転とリニューアル(タブレット・スマートフォン対応含む)については,正文社と検討・交渉していくことが説明された。
編集委員長・法橋理事より追加事項として,医中誌の論文リンク先が,2週間程前に学会WebページからJ-STAGEに変更されており,SFX(find it)のリンクについて問題がないか確認の依頼があった。完全移行までの手順として,学会Webページでの運用は9月末までとし,総会にてその旨を事前に案内をすることが決定された。

(9) 看保連ワーキング

担当・山口理事より,下記,看護系学会等社会保険連合の内容とあわせて報告された。

3)関連会議
① 日本看護系学会協議会

担当・宮腰副理事長より,災害看護連携会議での活動については,前回理事会にて担当・中西理事より報告されたとおりであることが説明された。「安全保障と学術の問題に看護はどう取り組むか」という議論について理事より質問があり,川口理事長より,前回会議の議論がまとまり次第,会員にも情報を共有し,理事会等でも必要な議論を展開していく必要性があることが説明された。

② 看護系学会等社会保険連合

担当・山口理事より,4月25日の社員総会にて新役員が選出され,井部俊子氏(日本看護管理学会)が代表(3期目)となったこと,平成29年度予算として843万円(年会費7万円×49学会,賛助会員:日本看護協会500万円)+繰越金1,600万円が計上されており,約700万円が委員会等の活動に充てられること,主要な活動内容として平成30年度診療報酬・介護報酬同時改定に向けた要望書(本学会からも1件提案)が提出されたことが報告された。

③ 日本学術会議

担当・川口理事長より,前回理事会での報告事項を踏まえ,本学会員が看護分科会における活動内容や発信される最新データにアクセスできるよう,学会Webページから情報を発信していくことが説明された。とくに,「学術の動向2017年5月号」には2つの特集「安全保障と学術の関係」「これからの社会におけるケアサイエンスの構築をめざして」が掲載されておりJ-STAGEにて閲覧が可能であること,さらには,「分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準」に関する情報についても,あわせて会員にホームページを通じて提供していくことが説明された。

4)第43回学術集会について

学術集会長・山口理事より,特別講演,教育講演,委員会企画:特別交流集会等,全体として興味深い企画となっていること,他学会との開催時期の重複もあり一般演題は320題程度にとどまったが,交流集会は当初見込みよりも多く集まっていることが報告された。今後,プログラムを確定し,Webページへの掲載と抄録集の印刷発注に進む予定であることが報告された。

5)第44回学術集会について

学術集会長・前田理事より,企画運営・委員会の活動が始まったところであり,第43回学術集会までにはテーマを決定したいとの報告があった。

6)地方会の活動について(総会資料p.6~28)

川口理事長より,社員総会にて各地方会の担当者から報告されることが確認された。

3.審議事項

1)平成28年度決算 監査報告について(総会資料p.54~55)

担当・渡邉監事より,資料に基づき,監査の結果,平成28年度決算についていずれも適正であることを認めた旨が報告された。監査意見として,学会誌のオンラインジャーナル化やメール会議の導入などにより事業経費の削減が進んだが,今後の課題として,それにより生じた財源をどのように活かすか,会員サービス,研究支援,社会貢献を含めた学会諸事業を活性化させる事業計画。将来構想が求められることが報告された。また,税理士の金子和寛氏により作成された会計調査報告書の内容が代読された。

2)予算案について(資料2,総会資料p.60~65)

担当・岩本理事より,資料に基づき,平成29年度予算案が報告された。一般会計予算の主な事業活動収入については,平成28年度に倣って算出され(入会金:新規入会者500名×3,000円,受取会費:6,600名×8,000円×納入率90%)5,004万円の収益が,事業活動支出については昨年度よりも大幅な予算増となっており,主に学会誌のアーカイブ化,学会ネットワーク環境のリニューアル化,会員への情報発信の強化等に伴う新規事業に充てられていることが説明された。その他,特別会計(奨学会,選挙事業積立金,第43回学術集会,災害支援事業)についても,それぞれ予算案の概要が説明された。

3)選挙管理委員会委員の選出について

川口理事長より,高島尚美氏(関東学院大学:継続),藤井徹也氏(豊橋創造大学:継続),村井文枝氏(常盤大学:新規)の3名が推薦され,異論なく承認された。

4)第46回(平成32年度)学術集会長の推薦について

川口理事長より,北海道地区で候補者を人選し1名から内諾が得られていたが,所属先の諸事情を熟慮し,本日の社員総会では「調整中であり,次回総会(8月)にて被推薦者を発表して承認を得る」ことを伝えるのみで,被推薦者の発表は差し控えたいとの意向が説明された。今後の方向性として,次回総会までの約3ヶ月の期間で,理事長が候補者を再提案することとなった。

5)平成29年度社員総会の準備(総会資料p.1)

川口理事長より,資料に基づき,総会の議事内容および進め方が確認された。

6)その他
① 入会申込理事会承認(資料3:回収)

資料に基づき,入会希望者のリストが確認され,全員の入会が承認された。

② その他

・地方会活動および選挙地区割りに関する検討
宮腰副理事長より,将来構想検討委員会での懸案事項として,地方会の組織や活動((地方会の補助金額・地区割り等)の見直しが挙げられており,理事会としてもこれらの方向性を理解していただきたいとの説明があった。また,学術集会の教育・特別講演の講師料(謝金・交通費)を学会予算で補う等,開催側の負担を軽減するための検討についても提案され,異論なく承認された。さらに,川口理事長より,地方会の見直しとあわせて選挙の地区割についても検討していくことが追加発言された。

・利益相反に関する検討
法橋理事より,利益相反に関する規程等の整備が急務であるとの意見がだされた。学会内での横断的な議論が必要であり,先ずは,編集委員会(論文発表),研究倫理委員会(学会発表),将来構想検討委員会(会員活動)の各委員長にて,活動の方向性や役割分担を検討することとなった。また,社員総会資料の平成29年度事業案の将来構想に関する組織・整備事業に「5)利益相反に関する検討」を追加することが決定された。

一般社団法人日本看護研究学会 平成29年度定時社員総会 議事録

日 時 平成29年5月21日(日) 13:30~15:30
会 場 東京医科歯科大学 3号館18階 保健衛生学科講義室1

社員(評議員)165名のうち,出席 57名,欠席委任状 97名,合計 154名で,定款第27条の評議員の過半数(83名)以上の出席により,本会は成立することが確認された。

理事長挨拶

議 長 川口孝泰理事長
書記の任命 会議開始に伴い,理事会から推薦された書記が拍手で認められた。
書 記 若村智子(京都大学),佐伯由香(愛媛大学)
報告事項
1.会員数の動向について(本田彰子副理事長) 資料pp.2-4

社員総会資料に沿って,平成29年4月1日現在,会員総数6,200名(名誉会員15名・評議員165名・一般会員6,020名)であること,平成28年度新入会員数494名,退会者数469名,成29年度新入会員数80名であること,平成28年度会費納入率が91.2%であったことが報告された。また,会員数の推移は,資料p.3に記載のとおりである。

2.平成28年度委員会報告について

・編集委員会(法橋尚宏理事) 資料pp.4-5
平成28年度は,39巻1-5号を発行し,掲載論文数31編であった。5号は5月に発行した。現在,採択率は約40%で,オンライン化しているので順次掲載する予定である。学会HPからJ-STAGE上へリンクするようになった。
学会雑誌投稿規程(社員総会資料p.92)において,「研究倫理」と「著作権」の一部改定ならびに原稿執筆要項(社員総会資料p.96)において「著者貢献度」の一部改定をしたことが報告された。
平成29年度の40巻の発行予定については資料p.5に記載のとおりである。

・奨学会委員会(石井範子理事)資料p.66
平成29年度の奨学研究授与候補者の審査を行った。資料p.66に記載の通り,平成28年9月26日~12月16日に公募し,4名の応募があった。審査及び選考の結果,吉田祐子氏に50万円の奨学金を授与することが理事会で承認されたことが報告された。

・学会賞・奨励賞委員会(荒木田美香子理事) 資料p.56
平成28年度学会賞・奨励賞の推薦について,平成29年1月7日の学会賞・奨励賞委員会で,学会誌第36巻4号から第39巻2号掲載の原著論文を対象とし,規定第4条に則り審査した結果,平成28年度の学会賞の推薦は,山端美香子氏となったことが報告された。また,奨励賞対象論文として5編を推薦することとしたことが報告された。

・将来構想検討委員会(川口孝泰理事長)
多くの看護系学会が存在する中で,本学会がどういう方向に改革を進めていくかという点を議論している。今後は,会員への情報サービスを向上させること,ホームページのリニューアル,地方会が活発な中,本学会の独自性を生かした地方会の見直しを検討していくことが報告された。

・研究倫理委員会(青山ヒフミ理事)
第42回学術集会において啓発事業を行ったこと,研究倫理審査を受け付けていること,研究倫理審査規定を整備していることが報告された。

・大規模災害支援事業委員会(中西純子理事)
大規模災害支援事業への25件の申請に対して360万円を支援したことが報告された。

・渉外広報(ホームページ)(塩飽仁理事)
HPへのアクセス数やその内容等について,第44回ならびに第45回学術集会について掲載したこと,JANAの情報を随時掲載すること,HPを改革する予定で,それに伴いサーバーを移転する予定であることの報告があった。

・看保連ワーキング・活動(山口桂子理事)
診療報酬のあり方委員会への出席,将来構想委員会で検討していた診療報酬・介護報酬同時改訂に向けての2プロジェクト活動を実施していることが報告された。

・国際活動推進委員会(前田ひとみ理事)
第42回学術集会において,特別交流集会「トランスレーショナル・ヘルス・サイエンスとシステマティックレビューの国際的動向」(関西国際大学 今野理恵氏)を開催したこと,HPを英文化したこと,イヤーブックを発行したことが報告された。

3.第43回学術集会について(山口桂子学術集会会長)

平成29年8月29~30日,愛知県東海市芸術劇場・日本福祉大学東海キャンパスにおいて開催される旨が報告された。一般演題320演題,15~16の特別交流集会を予定していることが報告された。演題の査読が終了し,加筆修正が必要になった演題の再査読後を行い,順次採択通知を送付しているところである。

4.第44回学術集会について(前田ひとみ学術集会会長)

日程は平成30年8月18~19日で,テーマは検討中である旨が報告された。

5.その他

・日本学術会議について(川口孝泰理事長)
3月の公開シンポジウムの報告書をまとめているところである。
安全保障と学術に関して,看護独自の意見を集約している。これに関して,学会HPからリンクできるようにする。「学術の動向」5月号に,看護分科会からの「ケアサイエンスの構築」が掲載されているので,興味のある人はJ-Stageからみてほしい。

・日本看護系学会協議会JANAの活動について(川口孝泰理事長)
質の保障については日本災害看護とともに活動していく。社会貢献がキーワードである。

・看護系学会等社会保険連合(看保連)の活動について(山口桂子理事)
4月25日に平成29年度総会が開催された。理事は伊部俊子氏が継続となり,50学会が参加している。30年度の診療報酬・介護報酬同時改定に向けて以下の2つのプロジェクトが継続して活動している。
① 「障がい児と家族の生活世界を広げる支援事業」
② 「超高齢社会における高齢者への効果的な看護技術や診療報酬・介護報酬のあり方」

・地方会の活動について
平成28年度事業報告・会計報告・会計監査報告,平成29年度事業計画・予算・補助金使用予定計画が報告された。
      北海道(城丸瑞恵評議員)資料pp.6-11
      東海(白尾久美子評議員)資料pp.12-16
      近畿・北陸(若村智子評議員)資料pp.17-20
      中国・四国(内田宏美評議員)資料pp.21-24
      九州・沖縄(前田ひとみ評議員)資料pp.25-28

審議事項

1.平成28年度事業報告について(本田彰子副理事長) 資料p.29

社員総会資料に沿って,平成28年度の事業報告がなされた。拍手により賛成多数で承認された。

2.平成28年度一般会計・特別会計決算報告について(岩本幹子理事) 資料pp.30-53

社員総会資料に沿って,一般会計・特別会計決算報告について説明された。拍手により賛成多数で承認された。

3.監査報告について(渡邉順子理事) 資料pp.54-55

社員総会資料に沿って,平成28年度の会計監査報告がされ,いずれも適正であることを認めることが報告された。オンラインジャーナル化やメール会議の導入などにより事業経費の縮減が進んだが,今後の課題としてそれにより生まれた財源をどのように生かすか,学会諸事業を活性化させるような事業計画・将来構想の検討を期待する旨が説明された。
また,資料p.55の会計調査報告書について代読し,報告された。
拍手により賛成多数で承認された。

4.学会賞・奨励賞 推薦について(荒木田美香子理事) 資料p.56

社員総会資料に沿って,平成28年度の学会賞・奨励賞の推薦が説明された。

・学会賞候補 山端美香子氏 第38号1号掲載論文

・奨励賞候補 ①山㟢松美氏 第36巻4号掲載論文
       ②鳩野洋子氏 第37巻4号掲載論文。
       ③上田伊佐子氏 第39巻1号掲載論文
       ④鈴木亜衣美氏 第37巻2号掲載論文
       ⑤川田智美氏 第37巻5号掲載論文

上記について異議なく,拍手により賛成多数で承認された。なお,資料の報告日ならびに資料中の委員会の開催日について,「平成28年」を「平成29年」に修正することとなった。

5.選挙管理委員の選任について(川口孝泰理事)

川口理事長から,高島尚美氏,藤井徹也氏,村井文江氏の3名の推薦があり,拍手により賛成多数で承認された。

理事会報告

1.平成29年度事業案について(本田彰子副理事長) 資料pp.57-58

社員総会資料に基づいて報告された。

2.平成29年度予算案について(岩本幹子理事) 資料pp.59-65

社員総会資料に沿って,平成29年度予算案が報告された。平成29年度事業計画に沿って学会誌アーカイブ化,会員への情報発信費用等の新事業を予算化された案を作成したことが説明された。

3.奨学研究授与について(石井範子理事) 資料p.66

4件の応募があり,審査・選考した結果,吉田祐子氏に授与が決定したことならびに第43回学術集会で表彰が予定されていることが報告された。
日本看護研究学会奨学会規程(社員総会資料p.79)において,「年間合計50万円を上限とし」を「1題50万円以内,年間合計100万円を上限とし」と改定したこと,第4条6項を削除したことが報告された。

4.第46回(平成32年)学術集会会長推薦について(川口孝泰理事長)

現在検討中なので,総会で報告する。

以上